工業製品の魅力をお客様に伝える

売上アップ 広告コンサルタントの宮守秀多です。

 

1985年より20年間にわたり

28件21人の死亡者を出した事故が

発生しました。

 

 

パロマ製瞬間湯沸かし器による

一酸化中毒事件です。

 

 

それに対し、パロマ側は

製品に欠陥はないと主張し続けている。

 

リコールが出たのが2006年8月

全ての損害賠償判決が結審となったのが、

2012年12月である。

 

 

すぐに謝罪したTDK

前回のブログで話題にした、

『火災に学ぶ』

 

TDK製スチーム式加湿器による火災では、

5名もの方が無くなっています。

 

2013年2月18日

長崎県長崎市のグループホーム「ベルハウス東山手」で

発生した火災事故によるものです。

 

TDKは15日に警察より連絡を受けましたが、

火元が確定しないままでした。

 

しかし、TDK上釜(かみがま)社長は、

同社加湿器が火元になった可能性が高いとし、

関係者への謝罪と記者会見を行っています。

 

 

謝罪の意味とは?

TDKは、なぜ原因が特定されない状況で

謝罪を行ったのでしょうか?

 

すぐに思いつくのは次の2つでしょうか。

  1. 火元の可能性が高いから謝った
  2. 謝った方が得と判断したから

 

謝ったところで、

亡くなった人が生き返るわけではありません。

 

燃え落ちた建物は元に戻りません。

物理的には、なんの変化も起こさないのです。

 

 

 

ならば、損得で判断したのでしょうか?

 

パロマも売上は落としたものの

いまでもガス給湯器の販売を続けています。

 

ひょっとしたら誤魔化し続けられたかもしれません。

 

謝るか謝らないかは、

きっと損得では判断できないんです。

 

 

人としてのありかた

人として

製造メーカーの責任者として

謝りたかったのだと思います。

 

自分の誤りを認めて、

2度と同じ過ちを犯さないという

決意を表明したのだと思います。

 

 

パロマの責任者は、

ただ謝るのが嫌だったのでしょう。

 

会社の風評とか、

損害賠償の額とか

頭によぎったのでしょうね。

 

でもそんなこと結論がでるハズありません。

 

その本質は損得ではなく

謝りたくなかっただけだと思います。

 

 

ただ謝れば良いってもんじゃない

少し話は違いますが、

謝れば良いんでしょ!って記者会見って

なんなんでしょうね。

 

観ている方は、すぐ分かりますよね。

 

 

謝る人が謝りたいと思わないと

謝罪にはならないことがよく分かります。

 

TDKの上釜社長は、

謝罪によって「前進」すると決意したのでしょう。

だからこそ謝罪したかったのだと思います。