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売上アップ 広告コンサルタントの宮守秀多です。

 

今日は、「質問力で知性が分かる」

ってお話です。

 

優勝、そして世界1位

女子テニスの大坂なおみさん

全豪オープン優勝おめでとうございます。   

 

最後はガッツポーズしてしまう、

いい試合でしたね。

 

 

全豪オープンは、3セットマッチで行われます。

2セット取った方が勝ちです。

(男子は5セットマッチ)

 

第1セットは大坂なおみが取り、

第2セットも優勢に展開。

 

途中、圧倒的優位な状況で、

あと1ポイント取れば優勝の場面を迎えます。  

 

しかし、相手のクヴィトバ(チェコ)の踏ん張りで、

大逆転!

なんと第2セットは取られてしまったんですね。  

 

クヴィトバは、2016年当時ランキング2位の選手です。

しかし、その年末に強盗に襲われて利腕に重傷を負います。

 

翌年には復帰したものの

2017年のランキングは26位。

2018年ランキング7位。

 

徐々に、順位を取り戻し、

そして、この大会で自身最高の1位を目指しています。

 

 

そんな過去を背負った選手が、

大逆転で2セット目をもぎ取ったんです。

流れは完全にクヴィトバですよね。

 

当然、第3セットもクヴィトバ優位で

進む展開と思われたのですが・・・

 

大坂、よく切替ました。

一進一退の展開のから

「優勝の女神」の後ろ髪を捕まえたのは

大坂なおみでした。

 

いい試合でした。

 

大坂なおみは、全豪オープン優勝と同時に

女子シングルス・ランキング1位を獲得しました。

 

「日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」

今、女子テニスはWTA、男子はATPという、

それぞれ1つの団体が統括しています。

(WTA : Woman’s Tennis Association

ATP : Association of Tennis Professionls)

 

ランキングについては、

WTAもATPもどちらも同じようなシステムを

とっている。

 

ランキングポイントは、

各テニス大会での成績に応じて付与されます。

過去1年間のポイントの累計で、ランキングが決まります。

 

大坂なおみは、現在(2019.2.3)7030p で1位です。

 

 

ここからが本題なのですが、

ランキングについて、

興味深いインタビューがあります。

 

日本の記者がロジャー・フェデラーに、

「なぜ、日本のテニス界には世界的な選手が出て来ないのか」

ということを聞いたそうです。

 

フェデラーは、元ランキング1位、

シングルス優勝99回の史上最高の

男子テニスプレイヤーです。

 

日本人記者の質問に対するフェデラーの回答は、

「何を言っているんだ君は?

日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」

と返したという。

 

 

国枝慎吾は、車椅子テニスプレイヤー

男子の歴代最多優勝回数42回という記録をもっています。

女子では上地結衣選手が元ランキング1を取っている。

 

車椅子テニスでは、日本人はかなりの成績を

納めています。

 

 

そんな背景から、フェデラーが

「日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」

という答えになったのだと思います。

 

いったい何を期待していたのでしょう

「なぜ、日本のテニス界には世界的な選手が出て来ないのか」

いったい、この質問をした記者は、

どんな回答を期待したんでしょう。

 

  1. 錦織は、いつかはNo.1になるよ
  2. 日本人は体格的に厳しいかもね
  3. ・・・・

 

こんな回答をフェデラーがすると思いますか(><)

 

質問には、強制力があります。

いい質問は、価値のある回答を引き出すことができます。

 

「いい質問」ができるようになりたいですね。