今回は、「陰陽論」のお話しをします。

「陰陽五行論」の起源は諸説ありますが、
およそ約2500年前の中国で
学問として体系化され始めたと言われています。

ちょうど漫画『キングダム』で描かれる時代、
秦の始皇帝が中国統一を目指していた
春秋戦国時代末期のころの話です。

 

陰陽論

陰陽五行論は、「陰陽論」と「五行論」という
2つの思想が融合した学問です。

陰陽論は、この世のすべての事象には
「陰」と「陽」があると考えます。

例えば…

– 夜と昼
– 女と男
– 裏と表
– 静と動

といった対の関係が陰と陽の代表です。

 

陰と陽のバランスが大切

「陽」が良くて、「陰」が悪いという
ことではありません。

大切なのは、「陰」と「陽」のバランスです。

 

例えば、経営者が「売上を上げる」ことばかり
力を入れるのは、
まさに「動(陽)」に偏っている状態です。

これでは一時的に成果が出ても、
社員の満足度が得られず、
いずれ会社の基盤が不安定になる
かもしれません。

社内の人材教育や福利厚生、システムの見直しなど、
「静(陰)」を大切にすることも忘れてはいけません。

 

日々の経営で気をつけること

日々の経営では、
陽の動的エネルギーで新しい挑戦をしつつ、

陰の静的エネルギーを使って現状を見直し、
改善点を探ることが大切です。

しかし、現状を客観的に把握するのは難しいものです。

例えば、
「どこに挑戦すべきか?」
「何を見直すべきか?」という判断には、
自分一人では気づきにくいことあるでしょう。

第三者の視点や専門的なアドバイスも
活用していきましょう。

 

一人で悩まない経営を実現する

『ビジネスの羅針盤』

事業の安定と成長を支え「経営快革」を共に進めるパートナー