あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

平成31年1月3日  

 

工業製品の魅力をお客様に伝える売上アップ

広告コンサルタントの宮守秀多です。

 

初詣は元旦に!?

 

今年もお正月は実家で過ごしました。

元旦は、毎年近くの「長野神社」に

初詣に行きます。

 

「長野神社」は

大阪府河内長野市にある神社です。

 

小さなお宮さんですが、

本殿はスサノヲが祀られ、

国の重要文化財に指定されています。

 

 

大阪では「住吉大社」が

初詣参詣者数230万人でトップです。

 

2度ほど住吉大社に初詣に行きましたが、

人が多すぎてゆっくりお参りできませんね。

参道も人であふれて、

神様の通り道がありません。

 

 

ところで、

”初詣”っていつまでにお参りするか

知ってますか?

 

実は、決まりは無いそうです。

 

 

初詣の由来には、次の2つの習慣が関係しています。

① ”年籠り”(としこもり)

② ”恵方詣り”

 

① ”年籠り”(としこもり)

大晦日の夜から元旦の朝にかけて、

家長が氏神様に籠って「豊作」「家内安全」

を祈願していました。

 

時代を追って、大晦日の夜の”除夜詣”と

元日の朝の”元日詣”とに別れて行きます。

 

この”元旦詣”だけを年籠りと関係なく

行うのが初詣の起源と考えられます。

 

 

② ”恵方詣り”

江戸時代末期までの元旦の参拝は、氏神神社か

家の恵方にあたる社寺にお参りをしていました。

 

 

これらの年籠りや恵方詣りとは関係なく、

初詣として、有名な社寺にお参りしだしたのは

明治中期以降と言われています。

 

そこには、ある技術革新と

企業の思惑が絡んでいます。

 

”初詣”は作られたものだった?

 

恵方は毎年変わりますから、

年によってお参りする社寺も

変わってしまいますね。

 

「住吉大社」は大阪市住吉区にあります。

大阪市の南西部です。

電車を利用する場合には、

南海電鉄、阪堺線を使うことになります。

 

住吉大社が恵方にあたる人たちは、

”恵方詣り”に南海電鉄を利用します。

 

電鉄会社にしてみると、

ちょっと困った事態ですね。

 

 

実際、各電鉄会社が勝手に、

自社沿線の社寺が恵方にあたると

広告し始めたそうです。

 

こうなると”恵方詣り”の意味が

無くなりますね。

 

そこで登場するのが”初詣”です。

これで恵方は関係なくなります。

 

 

このように”初詣”は、

鉄道網の発展に伴って、

鉄道会社の宣伝のために

使われた言葉なんですね。